「ぼくがお店の社長!?」子どもたちが「会社経営」を体験する、お金の病院アカデミー第9回授業

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「ぼくがお店の社長!?」子どもたちが「会社経営」を体験する、お金の病院アカデミー第9回授業

「会社って、大人が働く場所でしょう?」

そう思っている子どもは少なくありません。

確かに会社は、大人が働く場所です。

でも、本当はもっと大切な役割があります。

会社は、お金を稼ぐためだけにあるのではありません。

「人の困りごとを解決するためにある」

これが、お金の病院アカデミー第9回授業で子どもたちに伝えたい一番大切なことです。

今回は、子どもたち一人ひとりが「社長」になり、小さな会社を経営します。

これまで学んできたすべての内容を使って、自分たちで考え、話し合い、工夫しながら会社を運営していきます。


今日の主人公は「こぐまのココ」

森に住む、こぐまのココ。

ある日、公園で友達の様子を見ていると、うさぎのルルが困っていました。

「遊びたいけど、おもちゃが壊れちゃった。」

その隣では、リスのリンが言います。

「おやつを入れる袋があったらいいな。」

ココは思いました。

「みんなが困っていることを助けられたら、きっと喜んでもらえる!」

ここから、小さな会社が生まれます。


「何を売る?」ではなく「誰を助ける?」

先生は子どもたちに質問します。

「会社を作るとしたら、何を売りたい?」

すると、

「おもちゃ!」

「アイス!」

「ゲーム!」

という声が聞こえてきます。

先生は続けます。

「その商品で、誰が喜ぶかな?」

教室が静かになります。

ここが、この授業で一番大切な時間です。

会社は「商品を売る場所」ではありません。

誰かの困りごとを解決する場所なのです。


社長会議が始まる

子どもたちは4~5人のグループになり、一つの会社を作ります。

まず決めるのは、

  • 会社の名前
  • どんな人を助けたいか
  • どんな商品やサービスを作るか

例えば、

にこにこパン株式会社

「朝ごはんを食べる時間がない人のために、小さくて食べやすいパンを作ろう!」

おたすけ文房具店

「学校で鉛筆を忘れた友達を助けたい!」

わくわくおもちゃ工房

「みんなが笑顔になるおもちゃを作ろう!」

商品ではなく、「誰のために」を最初に考えます。


社長には仕事がいっぱい

会社を作ると、役割分担が始まります。

  • 社長
  • 商品を作る人
  • お店の人
  • 広告を作る人
  • お金を管理する人

先生は話します。

「社長は一番えらい人ではありません。」

「みんなが働きやすいように考える人です。」

子どもたちは驚きます。

「社長って命令する人じゃないの?」

先生は笑顔で答えます。

「みんなを助けるリーダーなんだよ。」


お店を開こう!

いよいよ開店です。

教室には、たくさんのお店が並びます。

お客さん役の子どもたちは、おもちゃのお金を持って買い物に来ます。

「このパン、おいしそう!」

「この文房具、使いやすそう!」

「ありがとう!」

教室中に「ありがとう」があふれます。

しかし、すべてのお店が順調というわけではありません。

お客さんが来ないお店もあります。

先生は質問します。

「どうしてかな?」

子どもたちは考えます。

「広告が足りなかった!」

「何を売っているか分からなかった!」

「値段が高すぎたかも!」

ここで、第6回、第7回の学びが自然につながります。


利益が出た!でも全部使っていい?

ゲームが終わると、お店ごとにお金を数えます。

「やった!いっぱい売れた!」

でも先生は聞きます。

「このお金、全部使ってもいいかな?」

子どもたちは思い出します。

「ダメ!」

「材料を買わないと!」

「またお店ができない!」

第4回で学んだ「利益」の考え方が、自分たちの体験としてよみがえります。


社長さんインタビュー

最後に、それぞれの社長が発表します。

「どんな人を助けたかったですか?」

「工夫したことは何ですか?」

「次はどんな会社にしたいですか?」

すると、

「もっと広告を工夫したい!」

「値段を考えたい!」

「困っている人をもっと見つけたい!」

そんな声が次々と聞こえてきます。

子どもたちは、「売ること」よりも、「役に立つこと」の楽しさを感じ始めています。


家庭でもできる「社長体験」

今日の宿題は、おうちで一つ「家族を助ける会社」を考えることです。

例えば、

  • おそうじ会社
  • お料理お手伝い会社
  • ペットのお世話会社
  • お買い物サポート会社

そして、

「どんな人を助けたい?」

「ありがとうと言ってもらえた?」

を家族で話し合ってみましょう。

会社は、大きなビルの中だけにあるものではありません。

誰かを助けようと思った瞬間、小さな会社が始まるのです。


お金の病院アカデミーが育てたい「起業家精神」

「起業」という言葉を聞くと、多くの人は「会社を作ること」と考えます。

しかし、本当の起業家精神とは、「新しい方法で誰かの困りごとを解決しよう」と考える姿勢です。

それは、大人になって会社を作る人だけに必要な力ではありません。

学校でも。

家庭でも。

地域でも。

「どうすればもっと良くなるかな?」

と考える子どもは、すでに小さな起業家です。

お金の病院アカデミーでは、子どもたちに「社長になる方法」を教えたいのではありません。

「誰かの役に立つことを楽しめる人」になってほしいと願っています。


学びは「お金」から「人生」へ

第1回から第9回まで、子どもたちは少しずつ、お金の流れを学んできました。

  • 必要なものと欲しいものを考える。
  • 未来のために貯める。
  • 人の役に立って働く。
  • 利益があるからお店は続く。
  • 銀行は夢を応援する。
  • 値段には理由がある。
  • 広告は知ってもらうためにある。
  • 税金はみんなで社会を支える仕組み。
  • そして会社は、人の困りごとを解決するためにある。

これらはすべて、お金の知識であると同時に、「よりよい人生をつくる力」でもあります。

お金は、目的ではありません。

誰かを笑顔にし、社会をより良くし、自分の夢をかなえるための道具です。

お金の病院アカデミーは、これからも子どもたちに「お金の使い方」だけではなく、「お金とともに幸せに生きる力」を育てていきます。

それが、未来の社会を支える子どもたちへの、私たちからの一番大きな贈り物だと信じています。

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