第13回 お金の病院アカデミー 「お金にも働いてもらおう!」~投資って何?未来を育てる応援のしくみ~

FP

第13回 お金の病院アカデミー

「お金にも働いてもらおう!」~投資って何?未来を育てる応援のしくみ~

「先生、お金って働くことができるの?」

この質問をすると、子どもたちは笑いながら答えます。

「できないよ!」

「手も足もないもん!」

もちろん、お金そのものは働くことはできません。

でも、お金を未来のために使うことで、お店が増えたり、新しい会社が生まれたり、便利なサービスができたりします。

つまり、お金は未来を育てる力を持っているのです。

今回のお金の病院アカデミーでは、「投資」を「お金を増やす方法」ではなく、未来を応援する方法として学びます。


第1話 リスのリンの二つの選択

森に住むリスのリンは、100個のどんぐりを集めました。

友達のクマさんが言いました。

「全部食べちゃおう!」

でも、おじいさんリスは違うことを言います。

「100個全部食べるのもいい。でも、10個だけ土に植えてみないかい?」

リンは不思議そうな顔をしました。

「食べないの?」

「そう。未来のために使うんだよ。」

リンは勇気を出して10個のどんぐりを植えました。


第2話 未来へのプレゼント

春になると、小さな芽が出てきました。

夏になると木が大きくなりました。

秋になると、その木には何百個ものどんぐりが実りました。

先生は子どもたちに聞きます。

「全部食べていたら、どうなっていたかな?」

子どもたちは元気よく答えます。

「なくなっていた!」

「植えたから増えた!」

先生は笑顔で言います。

「これが投資の考え方なんだよ。」

今日の楽しみを少しだけ未来に回す。

それが投資の第一歩です。


第3話 パン屋さんの夢

森のパン屋さんのララは困っていました。

「もっとおいしいパンを作りたい。」

「でも、新しいオーブンを買うお金がない…。」

それを聞いた森のみんなは話し合いました。

「ララのパンはおいしいよね。」

「もっとたくさんの人に食べてもらいたい!」

「みんなで応援しよう!」

みんなが少しずつお金を出し合い、ララは新しいオーブンを買うことができました。

パンはさらにおいしくなり、お客さんも増えました。

ララは感謝しながら言いました。

「みんなが応援してくれたから夢がかなったよ。」

先生は黒板に書きます。

投資=未来を応援すること


第4話 教室が「未来応援センター」になる

今日の授業では、教室が「未来応援センター」になります。

子どもたちは10枚のおもちゃのお金を持っています。

教室には4つのお店があります。

  • パン屋さん
  • 本屋さん
  • おもちゃ屋さん
  • 野菜屋さん

店長さんが順番に発表します。

「新しいパンを作りたい!」

「もっと絵本を増やしたい!」

「みんなが笑顔になるおもちゃを作りたい!」

「安心して食べられる野菜を育てたい!」

子どもたちは考えます。

「私は、このお店を応援したい!」

「ぼくは、こっちのお店!」

それぞれが、自分で考えて応援するお店を選びます。


第5話 投資は応援する人を選ぶこと

しばらくすると、お店の様子が変わります。

パン屋さんには行列ができました。

本屋さんには新しい絵本が並びました。

野菜屋さんは、おいしい野菜をたくさん収穫できました。

でも、一つのお店は思ったようにお客さんが増えませんでした。

先生は子どもたちに聞きます。

「どうしてかな?」

「お客さんが欲しいものじゃなかった。」

「宣伝が足りなかった。」

「値段が高かった。」

ここで子どもたちは気づきます。

投資には成功することもあれば、思ったようにいかないこともある。

だからこそ、「どんな人を応援するのか」を考えることが大切なのです。


第6話 投資とギャンブルは何が違うの?

先生は最後に、子どもたちへ質問します。

「投資とギャンブルは同じかな?」

教室は静かになります。

先生は説明します。

ギャンブルは、「すぐにお金を増やそう」と考えることが多くあります。

一方、投資は、

  • 新しい会社を応援する。
  • 新しい技術を応援する。
  • 社会に役立つ仕事を応援する。

そんな未来への期待が出発点です。

だから投資は、「応援する」という気持ちが大切なのです。


家庭でもできる「未来応援会議」

今日の宿題は、家族で話し合うことです。

「最近、『助かったな』と思った会社やお店はある?」

例えば、

  • スーパー
  • コンビニ
  • 病院
  • 電車
  • 宅配便
  • 本屋さん

「どうして助かったの?」

「どんな工夫をしているのかな?」

家族で話してみると、「会社は利益を出すだけでなく、社会を支えている存在」だということが見えてきます。


お金の病院アカデミーが伝えたいこと

投資という言葉を聞くと、「株」や「お金もうけ」を思い浮かべる人もいるでしょう。

しかし、本来の投資とは、「未来を育てること」です。

木を植えれば、すぐには大きくなりません。

毎日、水をあげます。

太陽の光を浴びます。

何年もかけて大きな木になります。

投資も同じです。

時間をかけて、人や会社、社会の未来を育てていくものなのです。

だから、お金の病院アカデミーでは、「どの会社の株を買えばいいか」は教えません。

その代わりに、

「どんな未来をつくりたいか。」

「どんな人を応援したいか。」

を考える力を育てます。

それが、本当の投資家に必要な力だからです。


次回予告

第14回は、

「うそを見抜こう!だまされない力を身につけよう」

をテーマに、インターネットやSNS、詐欺や悪質商法から自分や家族を守る方法を学びます。

お金を増やす力と同じくらい大切なのは、大切なお金を守る力です。

お金の病院アカデミーでは、子どもたちが安心して未来を歩んでいけるよう、これからも「生きる力」と「お金の健康」を育てる授業を続けていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました