「どうしてテレビやYouTubeにはCMがあるの?」子どもたちが「広告の役割」を学ぶ、お金の病院アカデミー第7回授業

テレビCM FP

「どうしてテレビやYouTubeにはCMがあるの?」子どもたちが「広告の役割」を学ぶ、お金の病院アカデミー第7回授業

「このお菓子、おいしそう!」

「このゲーム、やってみたい!」

テレビやYouTubeを見ていると、子どもたちは目を輝かせます。

そして、お店に行くと、

「これ買って!」

とお願いすることがあります。

でも、ここで一つ考えてみましょう。

「どうして、その商品が欲しくなったのでしょうか。」

本当に自分で見つけたのでしょうか。

それとも、誰かが「知ってもらう工夫」をしてくれたのでしょうか。

今回は、お金の病院アカデミーで「広告(CM)」について学びます。

広告は「買わせるためのもの」ではありません。

「知らなかった人に、知ってもらうためのもの」

その本当の役割を、子どもたちと一緒に考えていきます。


今日の主人公は「パン屋さんのララ」

森でパン屋さんを開いている、うさぎのララ。

毎日、おいしいパンを焼いています。

でも、お店には誰も来ません。

ララは悲しそうに言いました。

「こんなにおいしいパンなのに、どうして誰も来てくれないんだろう。」

その様子を見ていたフクロウ先生が、やさしく声をかけます。

「ララ、お店があることを、みんなは知っているのかな?」

ララは首をかしげます。

「そうか! 知らない人は、お店に来られないんだ。」


「知ってもらう」ことも大切な仕事

先生は子どもたちに質問します。

「みんな、新しいお店ができたことを知らなかったら、行けるかな?」

子どもたちは答えます。

「行けない!」

「場所が分からない!」

「パンがあることも知らない!」

先生は笑顔で言います。

「だから、お店は『ここにお店がありますよ』『こんなパンがありますよ』と伝えるんだよ。」

「これが広告なんだ。」

広告は、人をだますためではありません。

まずは、お店や商品を知ってもらうための大切な方法なのです。


森のポスター屋さん

ララは、森のポスター屋さんにお願いしました。

かわいいイラスト。

大きな文字。

「焼きたてパンあります!」

というポスターが完成しました。

さらに、小鳥たちが森のみんなに知らせてくれます。

「ララのパン屋さんが開店したよ!」

翌日、お店にはたくさんのお客さんがやって来ました。

「知らなかった!」

「今度また来るね!」

「おいしい!」

ララはとても嬉しそうです。


教室が「広告会社」になる

授業の後半では、子どもたちはグループに分かれます。

それぞれのお店を担当します。

  • パン屋さん
  • 本屋さん
  • 花屋さん
  • おもちゃ屋さん

先生は言います。

「今日は、お店の宣伝を考えてみよう。」

子どもたちは、

「パンは焼きたて!」

「花をプレゼントしよう!」

「おもちゃで遊べます!」

など、アイデアを出し合います。

画用紙にポスターを描いたり、30秒ほどのお店紹介を発表したりします。

最後に、ほかのグループの子どもたちがお客さんになって、

「行ってみたい!」

と思ったお店へ向かいます。


「すごい広告」と「正しい広告」

ゲームが終わると、先生はこんな質問をします。

「もし、『世界一おいしいパン!』と書いてあったのに、本当はかたくて食べられないパンだったらどうなるかな?」

子どもたちはすぐに答えます。

「うそ!」

「もう行かない!」

「がっかりする!」

先生はうなずきます。

「広告は、知ってもらうためのもの。でも、本当のことを伝えることがとても大切なんだ。」

ここで、**「信頼」**という考え方を学びます。

一度うそをつくと、お客さんは戻ってきません。

正直に伝えることが、お店を長く続ける一番の近道なのです。


家庭でもできる「広告探し」

今日の宿題は、家族と一緒に広告を探すことです。

テレビのCM。

スーパーのチラシ。

駅のポスター。

スマートフォンの広告。

「この広告は、何を伝えたいんだろう?」

「どんな人に見てもらいたいんだろう?」

そんな会話をしてみましょう。

きっと、今まで何気なく見ていた広告が、少し違って見えるはずです。


「欲しい!」と思ったら、一度考えてみよう

広告を見ると、「欲しい!」という気持ちになることがあります。

それ自体は悪いことではありません。

でも、お金の病院アカデミーでは、もう一つ大切なことを伝えます。

第1回の授業で学んだことを覚えていますか。

「欲しいもの(Want)」と「必要なもの(Need)」

広告を見て欲しくなったものは、本当に今必要でしょうか。

少し時間をおいて考えてみる。

家族と相談してみる。

そんな習慣が、お金を大切に使う力につながります。


お金の病院アカデミーが育てたい「選ぶ力」

広告は、私たちの暮らしを豊かにしてくれます。

新しい商品や便利なサービス、おいしいお店を知るきっかけになります。

一方で、広告を見た瞬間の気持ちだけで買い物をすると、「本当は必要なかった」ということもあります。

だからこそ大切なのは、「広告を信じる」ことではなく、「広告を理解する」ことです。

この商品は、どんな人のために作られたのだろう。

自分に本当に必要なのだろうか。

そんなふうに考えられる子どもは、将来、お金を上手に使える大人になります。

お金の病院アカデミーでは、知識だけではなく、「考える力」と「選ぶ力」を育てていきます。

広告を見る目を育てることは、お金を守る力を育てることでもあります。

そして、その力は、子どもたちが社会に出たあとも、一生役立つ「お金の健康習慣」になっていくのです。

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