ビジネス実務法務検定とはどんな資格、メリットは？
- ビジネス実務法務検定試験とは、実務レベルの法的知識を習得するための資格です。
- 業種・職種問わず、さまざまな分野で活躍する方々が資格取得にチャレンジしています。
- わたしは営業の仕事でしたが、契約関係の知識が必要になりましたので3級を取りました。
- 法律の入門として、３級から挑戦し２級、１級と取っていくといいと思います。
- この記事を読めば、ビジネス実務法務試験の内容、合格することのメリット、活用方法がわかります。
ビジネス実務法務検定はどんな資格？
- あらゆる業種に通用する法律知識を正しく学ぶことを目的として創設されたのが、ビジネス実務法務検定試験です。
- ビジネスパーソンにとって、法律を学び、その知識を吸収することは、いろんな場面で役に立ちます。営業でも契約の際に必要になるように、実際のビジネス現場において、法律知識を必要とする場面は実にたくさん存在します。
- 取引先との契約書の締結、会社法に基づく企業財産の管理、あるいは労働基準法に準じた雇用契約書の策定など、いずれも正しい法的知識なしでは業務の遂行はままなりません。
- 社内にひとりでも多くの法律に精通した人材を育成することで、契約書の不備で会社が不利益を被るなどのリスクを回避できます。
- ビジネス実務法務検定は、そうした企業活動になくてはならない人材の育成を目指す資格です。
受験対象と習得できるスキルと合格率
ビジネス実務法務検定試験®には3級・2級・1級があり、それぞれ受験対象者と習得できるレベルを想定して試験を行っています。
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3級
受験対象者
- 社会人全般および学生。
求められるレベル
- ビジネスパーソンとして最低限の法律実務知識を有し、それに基づく的確な判断で具体的な問題点を発見できる能力。
合格率
- 2022年度の合格率は86.7％でおよそ8割以上の方が合格していることが分かります。
- 基礎的な法律の知識を問うレベルのため、はじめての挑戦でも合格しやすいと言えます。
2級
受験対象者
- 社会人全般および学生。特に、管理職とその候補の方におすすめです。
求められるレベル
- 弁護士など、法律の専門家への相談を一任できるレベル。質・量ともに高いレベルで法律実務の知識を有していると評価されます。
合格率
- 2022年度の合格率は52.9％でしたが一定ではありません。平均すると40%前後の傾向にあります。
1級
受験対象者
- 法務部門に所属する方および責任者。
求められるレベル
- あらゆるビジネスに通用する法律実務知識を備え、幅広い視点から正確かつ高度な判断と対応ができると評価されます。
合格率
- 21.2%(2021年度)。2級・3級と比べてダントツに難しく、国家資格なみの難易度。
ビジネス実務法務検定は受験している人
- ビジネス実務法務検定の受験層は、仕事を持っている社会人が中心で、なかには管理職や管理職候補などのポジションにいる方もいます。
- 製造業やサービス業、金融・保険業などの業種が多い傾向にありますが、どの業種にも一定数の受験者を抱えているほど、多岐にわたります。会社法や民法などの法律は、業種の違いは関係ありません。
- 営業・人事・総務・販売など幅広い職種の方が受験にしています。
ビジネス実務法務検定の取得メリット
- ビジネス実務法務検定で習得した法律の知識は、職種・業種に関係なく通用します。
- 法律順守の徹底を意味する「コンプライアンス」は企業活動においてもはや常識であり、法律部門を強化する企業も少なくありません。
- そのような企業・団体において、ビジネス実務法務検定の取得者は重宝されます。
- 民法・労働法・著作権法など、ビジネスに関連するさまざまな法律を学べるためです。
- 弁護士や司法書士、行政書士などの有力な法律系資格取得を目指す方にとって、同資格の試験勉強は予行練習となります。
最後に
- ビジネス実務法務の試験に合格すると契約などがどういう法律に基づいて決められているのかが理解できるようになり、仕事に自信が出ます。
- すべての人がビジネス実務法務３級に挑戦してもらいたいと思います。是非とも挑戦してください。
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