【SC白書2025】全国統計とデータ編を読み解く！数字で見るSC業界の実態とは？

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https://jcsc.or.jp/sc_hakusho_digital/2025/

こんにちは！今回は「SC白書2025」の最後のパート「全国統計とデータ編」をご紹介します。

この章は、全国のショッピングセンター（SC）の数・売上・面積・テナント構成などを網羅した、いわば“業界の健康診断表”のようなものです。

地域ごとの動向や施設タイプの傾向など、戦略立案にも役立つ情報が満載です！

全国のSC数：3,037件（2024年末時点）

全国にあるSCの総数は3,037件で、前年から55件減少しています。

• 10年ほど前は約3,200件だったことを考えると、減少傾向が定着

• 特に郊外型・大型SCの減少が目立つ一方、都市部の複合型SCが増加中

都道府県別SC数ランキング（上位抜粋）

人口規模や都市圏の広さに比例してSCの数も多くなっています。

SCの平均店舗面積とテナント数

2024年時点のSCの平均データは次のとおりです。

• 平均店舗面積：約16,000㎡

• 平均テナント数：約60店舗

ただし、新規開業SCに限ると…

• 店舗面積：約11,000㎡

• テナント数：約39店

つまり、新しいSCほどコンパクト化しているのが明らかです。

SCの売上動向（全国合計）

2024年のSC全体の年間売上は：

• 約32兆1,254億円

• 前年比：＋4.2％

• 統計開始以来の最高値を記録

中でも、既存SCの売上だけで＋5.8％成長しており、来店者の消費行動がコロナ前に戻りつつあることが分かります。

テナント構成比率（全国平均）

近年のトレンドどおり、「衣」から「食」「サービス」へと移行している様子が数字にも表れています。

商業面積ランキング（地域別）

都道府県ごとの商業面積合計も収録されており、商圏や集客ポテンシャルを判断する指標として使えます。

例）

• 首都圏：1施設あたりの商業面積は中規模だが、回転率が高い

• 地方都市：商業面積は広いが、稼働率や客数が伸び悩む傾向

活用のポイント：数字は「戦略のヒント」

このデータ編を活用することで：

• 新規出店エリアの選定

• 商圏の見直しや拡大の検討

• テナント構成の最適化

• 賃料や共益費水準の地域比較

など、施設運営・テナント誘致・マーケティング戦略の基礎資料として活用可能です。

まとめ：数字を見ればSCの未来が見える

✅ 全国のSC数は減少しているが
✅ 売上は過去最高を更新中
✅ 新規SCはコンパクト＋日常密着型に
✅ テナント構成も「衣」→「食・サービス」へ変化

「SC白書2025 全国統計とデータ編」は、今のショッピングセンター業界の**“地図と羅針盤”**。
事業計画やエリア戦略を考える上で、極めて有効な資料といえます。

本記事でご紹介したデータは一部です。SC白書にはさらに詳細な都道府県別・施設種別の情報が掲載されています。

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次回は、SC白書2025の総まとめと今後の展望をテーマにお届けします。
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