蓄積型熱中症に注意!数日間の疲れが招く危険とは?
夏になると「熱中症」のニュースをよく耳にしますが、実は一度に発症するものだけではありません。
じわじわと体に疲れや熱がたまっていき、ある日突然症状が出る 「蓄積型熱中症」 にも注意が必要です。
蓄積型熱中症とは?
炎天下で急に具合が悪くなるイメージの熱中症に対し、蓄積型熱中症は 数日間にわたる疲労や寝不足、暑さの影響が積み重なって起こるタイプ です。
スポーツや屋外作業だけでなく、普段の生活の中でも発症することがあります。
なぜ起こるのか?
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体温調整がうまくできなくなる
疲れや睡眠不足で自律神経が乱れ、体温を下げにくくなる。 -
水分・塩分不足の積み重ね
こまめに補給できず、気づかないうちに脱水が進む。 -
夜の暑さで体が休まらない
寝苦しい夜が続くと、体に熱がこもったままになる。
こんな症状に注意!
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だるさ、疲労感が抜けない
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食欲が落ちてきた
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頭痛やめまいが時々ある
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夜眠れない、眠りが浅い
これらが数日続く場合は要注意です。
進行すると吐き気、強い頭痛、意識がもうろうといった重い症状に発展することもあります。
予防のポイント
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水分と塩分をセットで補給
水だけでなく、経口補水液や塩飴を活用しましょう。 -
質の良い睡眠を確保
エアコンや扇風機を使い、夜に体をしっかり休ませることが大切です。 -
毎日の体調をチェック
体重の急な減少や強い疲労感は脱水や熱の蓄積サインです。 -
無理をしない
疲れやだるさを感じたら、早めに作業や運動を調整しましょう。
もし発症したら?
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涼しい場所で休む
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水分・塩分を摂取する
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衣服をゆるめて体を冷やす
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吐き気や意識障害など強い症状が出たら すぐに救急要請(119番)
まとめ
蓄積型熱中症は「なんとなく不調」が数日続いた後に、突然重症化する危険があります。
暑い日が続く夏は、 休養・水分補給・睡眠 を意識して、体を守りましょう。
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