世界で一番使われている言語は英語ではない?意外と知らない言語の雑学
「世界で一番使われている言語は?」と聞かれると、多くの人が英語と答えるのではないでしょうか。
実はこの質問、見方によって答えが変わるのです。
今回は、「世界で一番使われている言語は英語ではない」という雑学について、わかりやすく解説します。
母語話者が一番多い言語は「中国語」
まず注目したいのが、母語話者の数です。
母語とは、生まれて最初に身につけた言語のことを指します。
母語話者数ランキング
-
1位:中国語(普通話・北京語)
約11〜12億人 -
2位:スペイン語
約5億人 -
3位:英語
約4億人
このように、母語として話している人の数では、中国語が世界一です。
中国の人口が非常に多いことが、大きな理由です。
なぜ「英語が世界一」と思われているのか?
では、なぜ多くの人が「英語が世界一の言語」と思っているのでしょうか。
理由は、英語が第二言語として世界中で使われているからです。
英語は次のような場面で共通語として使われています。
-
国際ビジネス
-
インターネットやSNS
-
航空・科学・IT分野
-
国際会議や観光
母語ではなくても、「話せる」「理解できる」人が非常に多いのが英語の特徴です。
「話せる人の総数」で見ると英語が1位
母語話者と第二言語話者を合計した人数で比べると、結果は変わります。
-
英語:約15億人以上
-
中国語:約11〜12億人
この場合は、英語が世界で最も話されている言語になります。
まとめ:基準によって答えが変わる
「世界で一番使われている言語」は、どの基準で見るかが重要です。
-
母語話者の数で見る → 中国語が1位
-
世界共通語・使用範囲で見る → 英語が1位
-
話せる人の総数で見る → 英語が1位
一見シンプルな質問でも、視点を変えると全く違う答えになるのが面白いですね。

コメント