不動産を売却する機会は人生の中で何度も起きるものではありません。一度も発生しない場合も多いと思います。そこで空き家売却の手順や費用を説明していきます。これを見るとした準備から引き渡しまでどんなことをしなければならないか、売却にはどんな費用がかかるのかがわかるようになります。
空き家売却までの流れ
1.下準備
家の権利関係の確認・資料集め・・・登記事項証明書で必ず確認
- 土地・建物の所有者
- 土地・建物についている権利
- 土地の面積
- 建物の構造など
家財道具の片付け
- できるだけ兄弟姉妹や親戚と連携して作業する
- 不動産の権利書等貴重品があったらまとめておく
- 地域のルールに従って家電や粗大ごみを処分
- 使えそうなものはリサイクルや買取ショップを活用
- 遺品整理士に整理を依頼する方法もあります
2.売却価格の相場を調べる 査定サイトで情報収集
- 一括査定サイトなどで住所・間取り・築年数など必要事項を入力し、空き家がどれくらいの価格になるか調べる
3.不動産業者を選んで契約
- 地元の業者か、全国規模の業者か、契約方法も検討する
4.売る戦略を立てる
- 売るためにリフォームや耐震改修が必要なことも
5.売却活動
- なるべく早く売ることが大切
6.売買成立
- 空き家を売ったら税金が発生
7.引き渡しの準備
- 引き渡しまでに、買主が売買代金を支払い、所有権移転の登記などを行う
8.引き渡し
売るためにかかる費用
- 登記費用(抵当権抹消手続きなど)
- 仲介手数料(売買価格×3%+6万円+税)
- 税金(所得税、住民税、収入印紙など)
- リフォーム費用
- 家財道具の片付け費用
まとめ
空き家は売却までの手順も多く、専門的な知識がないと不動産業者の言いなりになる場合があります。また、思い通りの価格で売れないことも多く、費用が予想以上にかかることもあります。税制の優遇や解体などは自治体の補助金なども調べて負担を減らす工夫も大切です。
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