空き家所有者になると何が起こるのか、そのデメリットは?

空き家所有者になると何が起こるのか、そのデメリットは? 古家再生、空き家解決

空き家は固定資産税も低いし、使う予定もないからちょっとくらい放っておいても良いと思っているなら、大間違いです。空き家はあなたにとんでもない損害を与える可能性があります。空き家を所有することで生じる問題について具体的に考えてみましょう。放置された空き家には、さまざまなデメリットがあります。
このブログは、三木章裕さんの書かれた「実家の「空き家」超有効活用術」に基づいて記載しています。今回は冒頭P3からの要約です。

空き家放置のデメリット

  1. 災害や落下物による被害
    • 東海や落下物が近隣住民や通行人に被害を与える可能性があります。
  2. 近隣からの苦情
    • 猫や犬が住み着く、カラスの巣ができるなどの問題が発生し、近隣住民から苦情が出ることがあります。
  3. 衛生上の問題
    • ゴミの散乱や害虫の発生、動物の巣、雑草の繁茂などにより、生活環境が悪化します。
  4. 防犯上の問題
    • 犯罪に利用されたり、不審者の溜まり場になる、建物へのいたずらが増えるなどのリスクがあります。

経済的コスト

空き家を放置しても経済的な負担が発生します。以下にそのコストの概算を示します。

  • 日常の維持管理
    • 雑草の刈り取りや郵便物の回収などの手間と費用が年間約12万円かかります。
  • 固定資産税
    • 年間約10万円が必要です。
  • 火災保険
    • 空き家の場合、保険料が割高になり年間約10万円かかります。
  • 老朽化による損害賠償
    • 建物が老朽化し、雨漏りや壁の倒壊が発生すると、近隣住民に被害が及び、損害賠償請求が発生します。放置している空き家の場合、重過失とみなされ、賠償額が高くなることがあります。
  • 行政の介入
    • 行政から特定空き家に指定されると、固定資産税が6倍になることがあります。また、行政が危険回避のために建物を解体する場合、高額の解体費用を請求され、支払わないと差し押さえ措置が取られます。

実際のケース

以下は実際に発生した被害例です。

  • シロアリやネズミの発生
    • シロアリ駆除やネズミ駆除に2年に1回、約20万円かかります。
  • 外壁材の落下事故
    • 11歳の男児が死亡した場合、損害額は5630万円にのぼります。
  • 建物倒壊による被害
    • 隣人が死亡した例では、約2億1000万円の損害賠償が発生しました。

結論

実家が空き家となり、その所有者として認定された場合、上記のようなさまざまな問題が発生する可能性があります。空き家の管理は怠ることができない重要な課題です。

 

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