季節の変わり目に免疫力が低下する理由とは?
インフルエンザ対策に「乳酸菌」が注目されるワケ**
最近、急に寒くなりインフルエンザも増えてきています。
「季節の変わり目は体調を崩しやすい」とよく言われますが、その背景には 免疫力の低下 が関係しています。
そんな中で、体の基本的な防御力を高めてくれるとして注目されているのが 乳酸菌。
今回は、乳酸菌がなぜ免疫に良いのか、その理由と効果的な摂取方法をわかりやすく解説します。
■ 季節の変わり目はなぜ免疫力が落ちるの?
寒暖差が大きい季節は、体が温度変化についていけず、自律神経が乱れがちになります。
この自律神経の乱れは、免疫システムの働きにも影響を与え、
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疲れやすい
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風邪を引きやすい
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インフルエンザが流行しやすい
といった状態につながります。
だからこそ、免疫の土台を整えるケア が大切になってくるのです。
■ 乳酸菌が免疫に良いと言われる3つの理由
1. 腸は“最大の免疫器官”だから
人の免疫細胞の約70%は腸に存在しています。
乳酸菌は腸内環境を整え、免疫細胞が働きやすい状態を作ってくれます。
2. 善玉菌を増やし、悪玉菌を抑える
乳酸菌は“善玉菌”として腸のバランス維持に役立ちます。
悪玉菌が増えると体内で炎症が起き、免疫が落ちやすくなりますが、乳酸菌がしっかり存在することで、腸内の環境が整い、体の守る力が高まります。
3. ウイルスと戦う力を底上げする
乳酸菌の中には、
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NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化
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免疫抗体IgAの分泌をサポート
といった ウイルスへの防御反応を強化する働き を持つものがあります。
■ 効果的な乳酸菌の摂取方法
1. 毎日続けることが一番大事
乳酸菌は腸に住み続けることができないため、毎日摂る ことが重要です。
継続が免疫ケアのカギになります。
2. 食品・飲料・サプリ、どれでもOK
乳酸菌が含まれる代表的な食品はこちら:
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ヨーグルト
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乳酸菌飲料(ヤクルトなど)
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納豆、味噌、漬物といった発酵食品
毎日1回で十分。
自分に合う乳酸菌は人によって違うので、2〜3週間試して、体調やお通じの変化で判断すると良いでしょう。
3. 食後に摂ると効果的
乳酸菌は胃酸に弱い種類もあるため、食後に摂ると腸まで届きやすい と言われています。
■ 乳酸菌と一緒に意識したい “免疫強化ポイント”
乳酸菌の効果をさらに高めるなら、以下のポイントもセットで意識すると◎
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食物繊維をしっかり摂る(善玉菌のエサ)
… 野菜、果物、海藻、きのこ類 -
睡眠を大切にする
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体を冷やさない
腸内環境が整うことで、体の守る力が底上げされ、風邪やインフルエンザ対策にもつながります。
■ まとめ
季節の変わり目は、寒暖差によって免疫力が低下しやすい時期です。
その対策として、腸を整えて免疫の基盤をつくる 乳酸菌 は強い味方。
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腸の免疫細胞が活性化
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悪玉菌を抑えバランス改善
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ウイルスに対抗する力を強化
など、身体を守るための働きが期待できます。
毎日少しずつ続けることで、体調管理にも大きく役立ちます。
ぜひ、生活の中に乳酸菌習慣を取り入れてみてください。


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