SC経営士試験過去問2022年度SC経営戦略②

SC経営士試験過去問2022年度SC経営戦略② 勉強

SC経営士試験過去問2022年度SC経営戦略②

SC協会からの解説はありませんので、あくまでわたしの私見で解説を入れています。わからない設問もありますので、ご了承ください。時事問題は毎年変わるので省略しています。

サブノートを作るときの参考になるよう、文を分割して箇条書きを多く取り入れています。

一次試験問題集│SC経営士試験│SC経営士│一般社団法人 日本ショッピングセンター協会 (jcsc.or.jp)

「戦略的経営と BSC」【第6問】

バランス・スコアカード(BSC)

「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」の 4つの視点で業績管理指標をバランスよく組み合わせ、戦略実行や業績評価を行うためのツールである。

  • 財務 財務業績での成功を目的として、株主や債権者などのステークホルダーに対してどのように行動 するかを設定する項目。
  • 顧客 顧客にサービスや製品を継続的に利用してもらうことを目的として、顧客に対してどのように行動するのかを設定する項目。
  • 業務プロセス 業務活動の効率化や顧客対応力の向上を目的として、どのようなビジネスプロセスが重要かを設定する項目。
  • 学習と成長 中長期的な視点での企業の変革・改善能力の向上を目的として、組織や人材をどのように 成長させるかを設定する項目

4つの視点から課題や目標への具体的な道筋を導き出し、それが達成されたかをチェックして実情を評価・改善していくために、さらに5つのプロセスを設定する。

  • 戦略目標「KGI」・・・・必要不可欠な重要目標達成指標
  • 重要成功要因「CSF」・・・・戦略目標を成功させるための要因
  • 重要評価指標「KPI」・・・・達成度評価の指標
  • ターゲット・・・・目標達成数値
  • アクションプラン・・・・数値目標を達成するための具体的行動

ビジネスモデル」【第7問】

ビジネスモデル

  • 商品やサービスなどの付加価値の提供と、それによって得られる収益の獲得の仕組みを指す。
  • あらゆる企業にとって、優れたビジネスモデルを構築することは持続的成長を実現するために 必要になる。
  • ビジネスモデル全体の要素を可視化したフレームワークがビジネスモデルキャンバスである。
  • のビジネス モデルキャンバスの9つの項目から企業のビジネスモデルを俯瞰的に把握できる。
  • ビジネスモデルを構築するうえでの、ビジネスモデルキャンバスの9項目は大きく3つの領域に分けられる

ビジネスモデルの「マーケティングの領域」

  • ビジネスモデルキャンバス内、マーケティングの領域は「顧客セグメント」「顧客との関係」「チャネル販路」「提供価値」が該当する。

ビジネスモデルの「オペレーションの領域」

  • オペレーションの領域には「パートナー」「自社の活動」「リソース」「提供価値」が該当する。

ビジネスモデルの「ファイナンス/PL の領域」

  • ファイナンス/PL の領域は「収益」と「コスト」のバランスになる。
  • 上記のマーケティングとオペレーションでビジネスを進めたうえで、どれほどの利益が出るのかを考える領域である。

「マーケティング DX」【第8問】

  •  さまざまな分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)が広がるなか、マーケティング分野でもDXを推進する企業が増えている。
  • 経済産業省が取りまとめた「DXを推進するためのガイドライン」によるDXの定義では「企業がビジネ ス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革 し、競争上の優位性を確立すること」としている。
  • マーケティングの役割は、「商品やサービスが売れる仕組み」を作ることである。
  • デジタルマーケティングは、Web サイト、Eメール、SNS、スマートフォンアプリ、IoT などの様々なチャネルを通して得られる消費者のデジタルなデータを活用してマーケティングを行う手法である。
  • 消費者は商品やサービスを購入する前に口コミやEC サイトをチェックし、時間をかけて吟味するようになり、実際の店舗に足を運び、手にとってから購入するだけではなく、口コミなどを参考にし ながら、EC サイトで購入する行動が増えている。
  • これまでのマーケティングとデジタルマーケティングは、「複数のチャネルを連動させることができる」 「消費者の反応データを素早く得られる」という点で異なる。
  • デジタルマーケティングでは、マーケティングデータのデジタル化までは実現しているが、ビジネスの変革には至っていない。データを分析・活用して根本的なビジネスや組織の変革につなげるのが、マーケティングDXである。
  • マーケティングDXで特に期待されているのが、顧客がサービスを認知する段階から 購入後のアフターサービスに至るまで一連の体験である「顧客体験」の変革である。

「BCP(事業継続計画)」【第9問】

BCP(事業継続計画)

  • 企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、 事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常 時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことである。
  • 緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、 緊急時に 事業の継続・早期復旧を図ることが重要となる。
  • こうした企業は、顧客の信用を維持し、市場関係者から高い 評価を受けることとなり、株主にとって企業価値の維持・向上につながる。

BCPの特徴

  1. 優先して継続・復旧すべき中核事業を特定する、
  2. 緊急時における中核事業の目標 復旧時間を定めておく、
  3. 緊急時に提供できるサービスのレベルについて顧客と予め協議しておく、
  4. 事業拠 点や生産設備、仕入品調達等の代替策を用意しておく、
  5. 全ての従業員と事業継続についてコミュニケーションを図っておくことにある。
  • 企業が生き抜くためには、従業員とその家族の生命や健康を守った上で、事業を継続して顧客の信用を守り、 売上げを維持する必要がある。
  • 事業と売上げが確保できれば、従業員の雇用も守ることができる。
  • 同時に地域 経済の活力を守ることにもつながる。
  • BCPを策定し運用する目的は、緊急時においても事業を継続できるように準備しておくことで顧客からの信 用、従業員の雇用、地域経済の活力の3つを守ろうとするものである。

「デジタルマーケティング」【第 10 問】

デジタルマーケティング

  • 電子デバイスやインターネットを利用するマーケティングのことである。
  • デジタルマーケティングはWeb マーケティングを包含する概念で、ユーザーがデジタルを通じて行動するあらゆる面 を網羅している。
  • デジタルマーケティングが、これまでのマーケティング手法と異なる点は、「複数のチャネルを連動させるこ とができる」「消費者の反応データを素早く得られる」ことである。
  • デジタルマーケティングを活用することで、多様なチャネルを通じて顧客と接触することが可能になる。

One to One マーケティング

  • マーケティングには、個々の消費者や顧客の嗜好、ニーズ、購買履歴などに合わせて、一人ひとりに最適な アプローチを行う「One to One マーケティング」の必要性が増している。

ペルソナ

  • 自社商品・サービスのターゲットとなるユーザー像を実存する人物のように詳細に設定すことである。

カスタマー ジャーニー

  • 顧客が商品やサービスを認知して購入を決定するまでの認知→調査→比較・検討→購買か らなるプロセスのことである。

マーケティングオートメーション

  • 「メール配信、Web サイトのアクセス履歴、セミナー管理、フォーム機能、リード(見込み顧客)管理、ス コアリング」など、マーケティングの一連の業務を簡素化・自動化すること

Eメールマーケティング

  • メールマガジンや広告メールなどで、コンテンツや割引などのプロモーション、Web サイトへの誘導などを行うと

エンゲージメント

  • 消費者が企業や商品やブランドに対し、高いロイヤルティーや好感を持つことによって 構築される深い関係性のことである。そのツールとしては、SNS などのソーシャルメディアが挙げられる。

最後に

経営戦略の勉強については中小企業診断士のテキストを使用すると手っ取り早く勉強できると思います。マネジメント、マーケティングのところをとりあえず抑えたほうが良いと思います。

頑張ってください。

SC経営士の概要と勉強方法教えます



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